龍太郎一味のご無体な学園生活
場面は変わって1年の教室。

「本当は審判のつもりだったらしいんだけどね、ダディ…ほら、あの人すぐ鉄砲撃ちたがるじゃない?参加選手より審判が暴れるってどうなの?って話じゃない?だからいっそ選手として参加させたの」

毒舌ドーター、リグニアが言う。

「ラロも出るんだねぇ、優勝したら食券でご飯奢ってよぉ」

ヘラヘラ笑いながら言う青。

「そ、それはそうと…何だか最強決定戦に相応しいメンバーですね…まさか銀先生やメル先輩まで出てくるなんて…生徒会からはユーリー先輩まで…」

日音子が目を丸くする。

「そりゃあ…審判の寒緋先生も含めて…目的はこの人だろ」

トントンと。

ラロの指先はチラシに書かれた龍太郎の名を指していた。

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