龍太郎一味のご無体な学園生活
『……』

チョンチョンと。

小夜が指先で龍太郎の背中を突っつく。

「あっ、えっ、な、何だっ?」

肩越し、僅かに小夜の顔だけを見る龍太郎。

当然小夜は耳まで赤い。

『み…………見た……?』

「見てない!見てないぜっ?てか何がだ?バスタオル落ちた瞬間に余所見してたからっ、思ってたよりも大きかったとか全然わかんなかったぜっ?」

何が思ってたよりも大きかったのだろう。

貧乳の小夜にとっては誉め言葉だが。

立ち上がれない事態になってる奴が嘘つくな。

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