龍太郎一味のご無体な学園生活
各々好きな席に座り、膳に準備された料理を堪能する一行。

流石に生徒達はお茶だったりジュースだったりだが、教師陣は酒も入ってほろ酔い気分になる。

「…そういえば…」

ビールを飲む姿がどうも未成年の飲酒に見えて仕方がない、バルナが何かを思い出す。

「先程この旅館の女将に聞いたのですが…この旅館の少し先にある山…『出る』らしいですよ」

「出る?何がだ」

シシ鍋をモッシャモッシャ食いながら言う龍娘。

「ああ、僕も聞きましたよ、山子(やまこ)でしょう?」

毒舌教師こと龍太郎のクラスの担任、倫理教師の桐木 高成(きりのき たかなり)が日本酒をチビリと飲みながら呟いた。

「山子?妖怪の類ですか?」

高成の隣に座っていた古文教師で龍太郎のクラスの副担任、マリーこと京極 鞠子(きょうごく まりこ)も興味深そうだ。

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