龍太郎一味のご無体な学園生活
が、違うのだ。

拓斗は決して風邪を引いて顔色が悪い訳ではない。

「あのさ、龍太郎君…」

「あん?」

キョトンとする龍太郎。

拓斗はそんな彼の目の前で。

「……」

ヒモを取り出した。

これが只のヒモに非ず。

ほんの少しの面積しかないレース部分のついた…天神学園の男子大好き『ヒモビキニ』。

「そっ、それはっっ…!」

龍太郎が愕然とする。

「拓斗っ、その黄金聖衣(ゴールドクロス)をどこでっ?」

誰がゴールドクロスか。

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