龍太郎一味のご無体な学園生活
「ならばわしらと手を組むかえ…?」

闇の中、コンビニの明かりが届かぬ暗がりから声が聞こえた。

「…?」

「おめぇ今何か言った?ヤンキーB」

「言ってねぇよ、コイツじゃね?ヤンキーC」

「俺も言ってねぇよ、今セブンのおでん食ってんだから」

「ヤンキーが店の前でおでんとか食ってんじゃねぇよ!」

そんな事で揉めるヤンキー達の前に。

「!?」

おどろおどろしい青白き妖気と共に、魑魅魍魎の群れが姿を現した。

「う、うわぁぁあぁああぁぁっ!」

気合と根性で売っているヤンキーらしからぬ悲鳴を上げる面々。

しかし。

「恐れずともよい…わしらが肉も骨も魂も食みたいのは、おのれらではない故な…」

魑魅魍魎の頭目らしき、狒々(ひひ)の妖怪が口角をつり上げた。

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