龍太郎一味のご無体な学園生活
愛が真心を込めて作ってくれたリング。

それをお互いに手にして。

「…照れるな、こういうのは」

「た…確かに…」

会場中の視線に緊張しつつ、しまじろうと龍娘、二人は互いの薬指にリングをはめる。

沸き起こる拍手、歓声。

その歓声に混じって。

「キッス!キッス!キッス!キッス!」

期せずして起こすキスコール。

「な、ば、馬鹿なっ…」

龍娘、極限まで照れる。

「こんな人前で、せせせせせ接吻などできる訳がなかろう!馬鹿かお前ら!馬鹿か!アホ!馬鹿め!」

酷く狼狽する完璧超人。

そんな彼女のヴェールを上げて。

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