龍太郎一味のご無体な学園生活
「よし、翡翠先生と疾風に続けぇっ!」

フェイレイが、レッドが、冬月が、十牙が。

態勢を立て直して再び狒々の軍勢に立ち向かう。

疾風のミサイルで狼狽している彼らに、もう天神学園のドリームチームを迎え撃つ気迫などない。

たった7人相手に、掃討戦の様相を呈していた。

そんな中。

「丹下」

翡翠が龍太郎の傍らに並び立つ。

「早く行かんか」

「え…?」

呆気にとられる龍太郎を、翡翠は隻眼でギロリと睨む。

「案内役の救出だ…貴様は学園長にあの娘を託されているのだろう…漢ならば責任を持たんか」

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