龍太郎一味のご無体な学園生活
「フレェェエェエェエェェェッ!フレェェエェエェエェェェッ!あああぁっ!きぃいぃいぃっ!らぁあぁあぁっ!」

喉が潰れるのではないかという程の力の限りの声を振り絞り。

「フレッ!フレッ!アキラッ!フレッ!フレッ!アキラッ!」

応援団全員が、魂を込めたエールを、太鼓の鳴りを、暁一人に送る。

暁ガールズも声を限りに声援を送る。

中には涙を浮かべてまでエールを送る者もいた。

…三年間、ずっと他人の応援ばかりしてきた暁。

自分の事は蔑ろにしてまで、頑張る誰かにエールを送り続けてきた。

ならば最後くらい。

頑張る暁が応援されてもいいのではないか。

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