龍太郎一味のご無体な学園生活
それは早朝の事だった。

「おいーっす」

朝の修行を終え、着替えを済ませた龍太郎が学園の廊下を歩く。

道中擦れ違う仲間達と挨拶を交わし、ゆっくりと階段を昇っていた彼は。

「!」

その階段の昇り切った先の踊り場に、レスクレが立っている事に気づく。

「いよぉレスクレ、今日も顔色悪ィな、寝不足か?」

目元の隈、何だか不健康そうな顔色。

レスクレは年がら年中こんな顔をしている。

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