白雪姫と野獣たち
ふぅ・・・。

疲れた・・・。

死にます・・・。

笑実歌は陸上部だから良いけどさぁ・・・。

私は辛いよ・・・。


「何やってるの?可愛い顔が台無しだよ?」


ちょっ

誰!?

今の男の声だったんだけど・・・。


私はそーっと上を向いた。

するとそこにはすんごい美男が立っていた。


「俺、分からない?」


「すみません・・・存じ上げないのですが・・・。」


「マジで分からないの?」


「は、はい・・・。」


私は必死で考えた。

でも、誰かはわからない・・・。


「俺だよ。黒木海斗だよ。」


「え!?海斗!?」


「そーだよ」


び、びっくりしたぁ~!!



でも・・・あの海斗・・・?


小さい頃良く遊んでた。


でも、海斗の親がアメリカに転勤する事になって


それっきり会ってないんだ。


「気づかなかったぁ~」


「ひどいなぁ」


「だってあまりにも美男に育ってて・・・」


「お前の方がすごいだろ」


「んなわけないでしょぉ?私は昔のまま、ブスなの」


「嘘だな。お前可愛いもん。」


「ふぇ!?」


「すごい反応だな」


むっかつくぅ~~~~~!!


「このぉ!!」


私は海斗のほっぺをつねった。


すると海斗は


自分の手で顔を覆って俯いてしまった。


「え!?そんな痛かった?ごめんね」


「ちがう・・・」


「え・・・?」


「お前が可愛すぎるんだっつーの」


そう言って海斗は私を抱き寄せキスをしてきた。



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