彼と夕日に恋をした。
側に。
夕焼けの美しい色がアスファルトき染み込む駅。


もうじき、出発してしまう。


私は、走った。


彼を、


追い掛けて。追い掛けて。


愛のため??


恋のため??


どれとも、つかない感情。


でも、止められやしない。


これだよね??


私は彼との恋のために走っているんだよね??


「あ、お嬢ちゃん!!!」


私が焦って切符も買わずゲートを通ろうとするから、駅員に止められる。


「駅員さん!!!ホンッマに通らして!!!」


「駄目や…あッ!!!」


私は反対する駅員さんを押しのけて、ゲートを無理矢理通った。


焦りと疲れで、胸の鼓動が早くなる。


早く。


早く。


早く!!!!!!


早くしなければ!!!!!!


今ついた電車に乗り込む彼。


私は、同じ扉に向かって走る。


君が好き!!!君が好き!!!!!!!!!


プシュー。


扉が閉まる音。
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