あなたの体温で癒して・・・②
・・・

荒療治だったと思うが、

きっともうちゃんと、

前を向いて、

歩いていけるはずだ・・・

・・・

何とか泣き止んだ美晴を車に乗せて、

家路についた。

・・・

「仕事を済ませたら、

すぐに帰るから。

ここで、大人しく待ってなさい」


「子ども扱いして」


「そんなことしてないよ。

ただ、心配なだけだ。

ちゃんとここで待っててくれよ?」


「うん」

美晴にキスをしたオレは、

診療所に向かった。
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