あなたの体温で癒して・・・②
・・・

しばらくして、

美晴が目を覚ました。

「美晴」

優しく名前を呼ぶ。

・・・

「赤ちゃんは・・・?」

心配そうな顔をしてる美晴。

・・・

オレは優しく微笑み、

「元気な男の子と女の子だよ」

そう言った。

・・・

美晴は本当に嬉しそうに微笑んだ。

「よく頑張ったな。

落ち着いたら、赤ちゃんを見に行こう」


「早く、会いたい」


「オレもまだ見てないんだ」


「え?そうなの?」


「双子だけあって小さくて、

週数も早かったから、今は保育器の中」


「そう」

「一緒に行こうな」

「うん」
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