キープアウト!
「そんな…」

拓也がそんなに思い詰めていたなんて。

「亮二くんが、嫌がると思って、連絡しようか迷ったんだけど。樹里の笑顔見たら拓也の胃潰瘍もすぐに治ると思うんだ」

「分かった。お見舞い行ってみる。病院は?」

「北区総合病院だよ。301号室」

あたしは電話を切った。

拓也…大丈夫?

あたしが拓也にされたこと。

無理矢理押し倒されて、抱かれそうになったんだ。
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