待ちぼうけの恋煩い【完】

*奏也SIDE


*奏也SIDE





『…帰ってきたんやな…』



10年ぶりぐらいにこの町に帰ってきたオレ。




『懐かしいやん…』





オレは、キョロキョロと辺りを見回しながらポソリとそう呟いた。






『千春ちゃん…元気にしとるんやろか?』





オレが今回帰ってきた理由。





まだ、千春ちゃんは、約束を覚えてくれてるだろうか?




< 53 / 63 >

この作品をシェア

pagetop