恋愛短編集
姫佳は、ジロッと邑理を睨む。

「……当たり前です」

勝手に進められた結婚。

しかし、姫佳は邑理を憎いとは思えなかった。

惜し気もなく、たくさんの感情を与えてくれる邑理を。

愛しく思う……。

「入りましょう、二人で雪だるまになってしまいます」

「ええ」

二人はお互いに、お互いを思う……。







END
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