Fragile~思い出に変わるまで〜
もちろん、さとみは料理が嫌いではないから、言えば作ってくれるんだろうけど、会社でも社食だったり、外出先で食べることが多い分、あえて断っていたのだ。


手早くテーブルにお弁当を広げ、水筒から紙コップに温かいお茶を入れると、俺に渡してくれる。


三人でテーブルについて、お弁当を囲んでいると、本当の親子のような錯覚に襲われた。


唐揚げや卵焼き、おにぎりを頬張りながら、二人の顔を見る。


藤森とひなちゃんも幸せそうに卵焼きを小さな口で一生懸命食べていた。



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