Fragile~思い出に変わるまで〜
「それにしても、母親って強くなるもんなんだねぇ

あのさとみがこんなに自分の意見をはっきり言うなんて、驚き」


ニッと笑って私にそう言うと、ちょうど運ばれてきたアイスコーヒーを一気に飲んだ。


「実は私も自分にびっくり!」


舌を出してウインクすると、美咲は笑いながら私のチーズケーキを奪い取り、一口頬張った。


「ちょっ!それ私の!」


そう言って奪い返して私も一口食べる。


「おいしー」


幸せな気分になってそういうと


「ほんと、おいしい

だから、ケチケチしなぁい」


そう言って美咲はまたもやチーズケーキに手を伸ばした。


「あぁ!美咲食べ過ぎ!」


こんなやりとりが出来る幸せを噛み締める。


私は美咲が友達で良かったと改めて感謝した。


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