Fragile~思い出に変わるまで〜
そんなことを考えながら運転していると、思ったより道路がすいていて、早めに目的地に着いた。


「着いたよー」


そう叫ぶと後部座席でもやったぁ!と、二人が雄叫びをあげる。


美咲まで子供みたいと笑いを堪えながら、荷物を持ってみんなで水族館の方へと向かった。


待ち合わせの場所に着くと、桜井くんはまだ来ていないようだった。


しばらく3人でそこで待機する。


健太がまだぁ?とぐずり始めた頃、いつもの元気な声が後ろから聞こえてきた。


「すいませーん!

遅くなっちゃって!」


息を弾ませながら謝るこの声は、きっと桜井くんだ。


「遅ーい!」


わざとそう怒ったふりをして、その声の方に振り返る。


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