あたしの旦那は保健医です!?
涼、喜んでくれるかなぁ?
まだかなー?
「ただいま」
あ、帰ってきたっ!!♪
「涼!
……ンンッ、、」
涼は帰ってくるなり、あたしに近づき、深く口付け。
「りょ、、ぅ……」
壁にあたしを押し付けて息を吸う瞬間さえ与えてくれない。
「涼、どうしたの?」
「むかつく…」
「えっ?
…アァッ!!」
涼の瞳がすごく冷たくて、手もいつもみたいにあったかくない。
「涼?」
さっきまでは冷たい瞳だったけど、今はなんだか寂しい瞳。
「杏、ごめん。
俺の嫉妬だから…」
「え?」
「だから、泣くな…」
「泣いてなんか、、」
瞳に手をやると雫が手についた。
「悪かった…
怖かっただろ?」
「……うん、、」
「杏が他の俺にもチョコ渡すから…」
「あ、、。
ごめん…」
「いや……」
沈黙──
「あ、あのさっ!」
沈黙を破ったのはあたし。