ブラック王子に狙われて②
コンコンコン。
「……はい」
2時間半ほど勉強した所に母親が絢を呼びに来た。
「絢ちゃん、ご飯作るんだけど、いい?」
「あ、はい!今行きますね~」
母親に絢を横取りされた。
絢は勉強道具を片付けて、着ているカーディガンを脱ぐ。
そして、俺の部屋のポールハンガーに掛けられてるエプロンを身に着けて。
……ん?
やっぱり、さっきのも気のせいじゃないような……。
エプロンの紐を結ぶ絢を眺め、
何となく、気になる。
「絢」
「何?」
「ちょっと、来て」
「……ん?」
ラグの上に座ったままの俺の元に来る彼女。
そんな彼女を隣りに座らせ、手で確かめる。
「ちょっ/////やだっ/////何してんのっ?/////」
「何って、胸触ってんだけど」
「っっっ~//////」
やっぱり触った感じも違う。
「ごめん、じっとしてて」
「えっ、やだっ/////ちょっと、慧くん/////」
ブラウスの襟に指をかけて、
押し広げるみたいにして中にもう片方の手を突っ込んで。
「ちょっとぉぉぉ//////」
「シッ、母親にバレるから静かにしてろ」
「っっっっっ////////」