溺愛ごっこ
そう思っていたら、コーヒー色の瞳に覗き込まれた。

ニヤリと、唇が笑う。

瞳は、笑っていない。

「考え事なんて、ずいぶんといい度胸してんじゃねーか」

「ひっ…!」

蕾に爪を立てられ、躰が震えた。

「こーんないい男とベッドのうえでランデブーしてるって言う時に」

「ひあっ…!」

「お仕置き」

瞳が笑った。

カチャカチャとベルトを外す音が聞こえる。

「中ドロドロだし、ふさいじまおっか?」
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