君がいるから


ガチャッ


玄関を開けるともう家の
前に優奈は音楽を聞きな
がら立っていた



昨日とは打って変わって
髪はゆるく巻かれていて
顔には少し化粧がされて
いる


ますます似てる…


「あの…」

俺にじっと見られている
ことに気づいたのか優奈
は若干戸惑いながら俺に
声をかけた



「ああ!ごめんごめん!
行こうか」


「はい!」


こうして俺と優奈の
登校ははじまった
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