Hurly-Burly3 【完】


***



said:伊織




文化祭2日目は朝から馨に叩き起されて、

しょうがなく来た。

朝から騒がしいなこの学校はと思いながら、

他校の女がうじゃうじゃと湧いて出てくる。

面倒臭いなと思って煙草吸えそうな木陰で

スパスパ煙草を吸いながら早く終わらないか

と待って見るも時間は緩やかでまだ昼過ぎだ。

本当につめらねぇーな。

昨日は、ナルとユウヤと慶詩とあのひよこ姫

と文化祭を回った時みたいにあっという間に

終わればいいものを1人だと時間が減らない。

あいつら、今日は屋上居るとか言ってたよな。

そろそろ、行くかな。

ちぃーさんに甘いものでも買ってくかな。

ナルの分も買ってかないと拗ねちまうか。

木陰から腰を下ろした瞬間、指に挟んだ煙草

を地面に落とした。

まだ、吸いたてだったのに勿体ねぇな~。

「本当にお姫さんじゃねぇ~の。」

ひよこ姫がキョロキョロと辺りを見渡していたのを

こっちに視線を向けると顔が真っ青になった。

いつもと違って見えるのは多分髪を上げてるせいか、

化粧もその白いドレスのせいか分からない。

「よ、よっ、」

その言葉はお姫様が使うもんじゃねぇだろと思いながら、

はぁとため息を吐いた。

「よっ、じゃねぇ~だろーよ。」

「い、伊織君、丁度いいところに通った!」

腕が剥き出しでこんな時期に着たらまた風邪

引いちまうんじゃねーのかと思った。

「それで、俺はどうすればいいですか?お姫様?」

腰を下ろして立膝ついてひよこ姫の前に右手を

差し出した。

しょうがないから付き合ってやるか。

やっと、面白そうなこと見つけたしな。

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