Hurly-Burly3 【完】

サユはマコ君と帰るとのことで先に教室に戻って、

教室の片付けを手伝おうかと思ったけど、もう

すでに片付いていて誰も居ない。

折角、来たのに意味がなかったわ。

このまま、帰ろうかな?

そういえば、兄ちゃん帰ったかな?

今日の夕飯はサユにおいでって言われてるんだった。

兄ちゃん、真君と仲良すぎだろうよ。

真君をあまり困らせないで欲しいものだよ!

修平君が居るからすごく安心できる。

やっぱり、修平君は誰よりも大人っぽい器の持ち主だ。

自分の机に座ってひと呼吸置く。

今日は何だかんだいろんなことがあったな。

後夜祭あるけど、あたしもサユも興味がないから

さっさと帰りましょうという話になった。

さっきクルミちゃんに喚かれたから別の機会にまた

打ち上げ的なものをすればと提案したら納得して

帰してもらえた。

クルミちゃんも彩乃ちゃんも後夜祭に出るらしい。

彩乃ちゃんも文化祭委員だから半ば強制的に出なきゃ

いけないとため息を吐いてた。

どうも、文化祭委員には好きでなったわけじゃないそうだ。

窓は微かに開いてるせいか秋の澄んだ風が心地よく

吹き込んできてひんやりとした。

最近は行事が立て続けにあったから忙しく感じる

こともあったけど、しばらくは日常的な生活に

戻れそうだ。

11月に入ったからまた寒くなりそうだな。

机に肘を立ててボーッと教室を眺める。

さすがのあたしも疲れて気を抜いたら

そのまま寝てしまいそうでほっぺたを

これでもかってぐらい引っ張って目を覚ました。

早く帰って、『サイエンス大百科』を読破しましょう!

そしたら、丁度夕飯の時間に間に合うんじゃないかな。

まだ、時間はあるしもう一冊読めちゃいそうだ。

こうしちゃ、居られん!

鞄を持って廊下に立つと遠くから声がするけど

近くに誰か居るわけじゃなさそうだった。

それこそ、みんな後夜祭の準備やらで校舎に

生徒はそれほど居なくてしんみりした。

後夜祭、密集するって言ってたからやめて

おいたんだよね。

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