Hurly-Burly3 【完】

ぺこりと頭を下げて、残念だけど断った。

「またの機会に来ますっ!!今日は用事あるんで。」

修平の邪魔はしたくないしな。

精々、頑張れよなって意味で修平を見ると、

何だよと睨まれた。

「いや、こっちの話だよ。」

あの人と一緒に本屋さん行くんだろ?

「えっ、折角来てくれたのにもう帰っちゃうのか?」

「日和、あんたは引っ込んでなさいよ。」

「なっ!!サユちゃん酷すぎるわ。」

少し、印象が変わったような気がする。

「それじゃあ、また来て下さいね。

次は盛大なおもてなしでお出迎えしますからに。」

「いや、・・・そんな大げさな。」

秋、空気が澄み渡る夕日が広がる。

修平の素顔を垣間見たような気がした今日この頃。

いいもんを見させてもらった。

「修平、じゃあな!」

「ああ。」

クールなように見えてヤツも中学生だ。

好きな子1人ぐらい居ても可笑しくはないか。

俺も、あんな美人な姉ちゃん欲しいな。

ウチの姉ちゃん煩いからな。

人にコキ使わせるし、修平のところの姉ちゃんは

優しそうだよな。

明日、学校ではこの話で注目を浴びることに

なるとは知らずに、南地区の自宅へ急いで

帰る少年だった。





―――――――・・・・・・


ところ変わった永瀬家では、授業参加のプリントを

食卓テーブルに置く次男坊の修平君。

「えっ、修平君の授業参加!?」

「来ないでね。」

日曜日というのに多少の不安を感じる修平君。

「あはっ、まさか行かないよ。」

※どうにか変装して行こうと企んでます。

「どうだか。」

クールな瞳で疑い深く日和を見る修平君。

益々、修平君のクールっぽさは日に日に増すばかりだ。

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