Hurly-Burly3 【完】
照れながらはいと答えた。
見知らぬイケメンを目の前に何て暴露だ。
「気を付けた方がいいですよ。」
その人がオレンジジュースを差し出す。
「あ、はい。すいません、とんだ迷惑を・・・」
不快にしてしまっただろうな。
あたしが余所見をしていて悪かったのに
この人人の心配までしてくれてる。
「そういうことじゃなくて。」
ふわっと生暖かい風が吹く。
サラリと靡くその綺麗な髪に釘づけになる。
イケメン、定義がっ!!
「はい?」
「いや、何でもない。」
首を傾げるとその人がもう一本のオレンジジュース
の砂を落としてあたしの腕に収めた。
「あの、ここの公園ってブランコありますかね?」
「どうだろう?俺はここに来たのが今日初めてだから。」
そ、そうだったのね!!
てっきりこの辺に住んでる大学生さんかと・・・・
「それは失敬。」
「・・・・・フッ」
ええっえええ!?
笑われたよ。
何か、変なこと言ったかねあたし?
そして、その笑み拝見したかった。
謎の美青年の素顔見たかったぜ。
逆光なんてドンマイ過ぎるだろう!!
「それじゃあ、」
何か笑われたのが少し恥ずかしくなって
苦笑いでお別れを告げる。
結局、最後まで素顔が見れなかった。
「・・・・・きっと、また会うことになる。」
そんなことを言っているとは知らずに
早く兄ちゃんたちのところに戻ろうと
道を引き返した。