1%の出逢い
 遥は純一を見て笑った。

「あはははっ!頭ボサボサ(笑)」

「なんだ、元気じゃん。心配して損した」

「由香や純に話したらすっきりした」

 遥に笑顔が戻った。

「これから、どうするの?」

「由香と泊まりってことになってるから家には帰れない」

「俺ん家に行くかぁ」

「え〜!部屋ぐちゃぐちゃなんでしょ」

「きれいだって。あっ!きたねぇ。連れと騒いでそのまんまだった」

 舌を出し純一を見た。

「かたづけはいや〜よ」

「はい。俺がかたづけます」
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