揺れる水面 映る月影は何処から


大坂出身の彼は京にも詳しい為、相談するにはうってつけの人物だ。



妃絽と夏樹は早々に団子を食べ終え、土産の団子を持つと屯所へと引き上げた。



物陰から立ち去る二人を見つめる影が一つ。



「君はどんな決断をするのか見物ですね、望月妃絽」




それは足早に去って行ったはずの影時のモノだった。





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