揺れる水面 映る月影は何処から
「つまり、どういうこと?」
土方の話を聞いていた妃絽は訳が分からず、彼の顔を仰ぐように見上げると頭を傾げた。
そんな妃絽に土方は笑みを浮かべる。
「俺はお前お前に惚れてるんだよ。気付け、鈍感」
土方は妃絽の頭を小突く。
そして――。
「妃絽、俺はお前が好きだよ」
妃絽はその言葉に驚きながらも頭を小突いた彼の手を包み、頬に当てた。
「私も好き…。土方さんが好き…」
妃絽がそう言うと、土方は愛おしそうな目で妃絽を見る。