君+私−半年=恋の時間
あっとゆーまに1週間が過ぎ
とうとう今日から一般団員に
ダンスを教えなくちゃいけなくなって
しまった。

「はい、そこで右手を上げて〜
曲にあわせてステップを踏む。
1、2、3、4」
と私が1年の男子に教えてると
女子を教えてる3組の鈴木 桃香(すずき ももか)が
「ここってこうステップ踏むんだよね?」
と聞いてくるので教えていたら
1年の男子は他のところより遅れてしまった。
というより、こいつら覚える気ゼロじゃん!そう思っていても頑張って教えていた。そして、ふと目にある男の子が
目に止まった。

倉沢 祐麿(くらさわ ゆうま)君か…
私は、倉沢君と他の男子が話している
ところを見てしまった。
そして、心を奪われてしまった…
彼の笑顔が私の心を射抜いたのだ。

しかも、ダンスがあんまり踊れない&
身長が私より少し高いと言う私の理想だった。

私が固まってしまって居たので
一緒にいた先生と1年男子の
応援団の子が
「先輩どうしたんですか?
体調悪いんですか?」
「桜音さん無理しなくていいのよ
踊れないのはこの子達が悪いから
少し休んでて?
先生達が今までのを教えておくから」

と言われてしまい
少し休憩しながらずっと倉沢君を
見てしまった。

それから、どんなにダンスを教えるのが
辛くても彼が居るから
1年生に教えるのも頑張れた。



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