cяimson moon 赤い月 extra
今はもう仲直りできていて、変態を極める危険もなくなったのだが、ソレはソレとして写真は欲しい。
色んなうさぎをたくさん撮って、引き伸ばして、パネルに入れて、寝室の壁を埋めてみたい。
あら?
既に変態極めてる?
なんとでも言えよ。
男の夢だよ。
夢に向かって第一歩を踏み出せ、俺!
「ねー、笑って、笑って?」
「むぅ…
そもそも、写真とはなんなのじゃ?」
うさぎが困った顔で首を傾げる。
イイよ、イイよ。
可愛いよ─────!!
その顔もいつかイタダキマス!
だがまず…
「写真って、撮ったらそのまま絵になるみたいな?
笑って、笑って?」
「姿絵のようなものか?」
「絵よりも、もっと本物みたいだケドね。
ほら、笑って、笑って?」