ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「行くぞ、心優。
意味不明な愛斗に、これ以上、付き合いきれねぇ」


そう言って、煌はあたしの手を掴んで歩きだしたけど。


あたしは、内心……ドキドキしすぎて、倒れそうになっていた。


だって、愛斗くん……。


あの口ぶりじゃ……。


あたしとかずくんのこと……。


あの迷路の中で話してたこと……。


全部、全部……知ってそう……なんだもん……。
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