ヘンゼルがグレてる





「すげぇな魔女さん。
ほんとに魔法の飴玉だった。」



「え?なんか言った?」


「いや、別に」







ヘンゼルも


グレーテルも


母も笑っている



そこにはもう


グレたヘンゼルはいなかった




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