最後のラブレター
新しい人生

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  リンリンリンリンー。

  「ファ~~。眠た…。」

  でも今日はいつもより
  目覚めが良い。

  私は眠たい目を擦りながら、
  まだ着たことのない
  新品の制服に手を通す。

  着心地が悪い…。

  しかもなんか重たい…。

  まだ着なれてないせいか、
  制服が浮いて見える。

  「制服でっか!!」

  おかげで幼く見えちゃうよ…。

  ただでさえ幼いっつーのに!!


  「ハルー??起きたのー??ご飯よ。」


  長島春菜。
  15才。
  性格は明るくて、
  よくいじられる…。

  今日は中学の入学式。

  私はこの日を境にあることを
  決めていた。


  「はぁーい。」

  急いで階段を降り、
  食パンを一枚食べ、
  そのまま洗面所へ猛ダッシュ。

  顔を洗い、歯磨きを終え、

  「うーん…。
   2つ結びでいっか」

  適当に髪を分け、
  2つに分ける。


  「いってきまーす。」

  リナの家に寄らなくちゃ。

  いつも学校はリナと一緒に
  行っていた。

  いつでもどこでも
  リナとは一緒に行動を
  共にしていた。


  ピンポーンー。

  「リナっ!!おーはよー。」

  「ハル!おはよ。」

  上原里奈。
  私と同じで15才。



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