ブラックコーヒー
「…彼氏、元気?」

「あ……。」



うっちーは、何も知らないんだ。



「…あの人ね、彼氏じゃないの。」

「は?」



私はそれ以上、何も言えなかった。
と、うっちーが困ったように笑った。



「ごめんね、みーちゃん。」

「へ?」

「本当は気付いてた。」



私は驚きのあまり、思わずうっちーをじっと見つめてしまった。



「初めて2人を見かけたときあのファミレスでさー、2人してお金の話してんだもん!」

「げ。」



やばい…そうだったっけ!?



「…援交相手なんでしょ?」

「………普通に言ったよね今。」
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