ブラックコーヒー
杏ちゃんとうっちーが付き合い始めたという幸せなニュースが入ってきた。

俺はうっちーに会ったことないからね、正直すごく会ってみたい。


斗真をあれだけ悩ませて、さらにあの美人で姉御肌の杏ちゃんを落としたうっちーに、ね。



「おい、一樹。」

「ん?」



ただ今社員食堂、お昼の時間だ。

日替わり定食を食べる俺の正面に座る斗真は美由里ちゃんお手製の弁当を食ってる。恥じらいもなく。



「お前もそろそろ落ち着けよ。」

「落ち着いてるけど?」

「そうじゃなくて…。」
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