ブラックコーヒー

□薬の飴玉

「おはよう、美由里ちゃん。」



声に反応して振り向けば、そこには斗真さんがいた。



「あ、おはようございます…。」

「おっはよう、美由里ちゃんっ♪」

「一樹さん…!」



まさか一樹さんまでいるとは。
でも…なんで?

一樹さんがこの路線に乗ってるのなんて、見たことなかったのに。



「昨日俺の家で飲んでてさ。」



と私の疑問を解決してくれた斗真さん。

なるほど。


そういえば…微かにお酒の匂い。
ついでに顔色悪い…。



「二日酔いですか?」

「うん、なかなか辛い。」
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