ツンデレ★王子
「…ごめん」

「え!?」

「俺、全然気付かなった…お前が俺のためにしたってことも、先輩ににらまれてるってことも教えてもらうまで知らなかった…」

「そ、それよりここ学校の…」

「ごめんな…愛里」


……

え……


「先輩!今愛里って…!」

「今日の朝会、見ててくれ…」


そう言って先輩は先に学校へ入っていった。

あたしも含め、その場にいた生徒全員がそんな先輩を目で追い続けた。
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