愛しの黒ライオン




「この時さ~獅子に顔を載せようって言ったんだけど嫌だって言って、指先だけしか映さなかったんだぜ~勿体無いよな~」

この指先は、獅子さんの指先だったの?

あの綺麗なアレジメントを作ったのは、獅子さん?


この時、獅子さんや風斗さんに対する気持ちがタダの知り合いでは無く、尊敬と言う形に変わって行く。


そう私の中で科学反応が起きフツフツと見えない何かが沸き上がって来たのだった――...。


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