愛しの黒ライオン
それが12歳の頃。
そして私は、高校生になると母さんの入院費や生活費を稼ぐためアルバイトを必死にこなした。
生きて行く為全然辛くなんてなかった。
それから私が17になると母さんの病気が悪化し父さんと同じ空に帰ると母さんの兄と呼ばれる人が現れ、その叔父さんと暮らす事になった。
叔父さんは、母と半分しか血がつながっていないと言っていた。
だから私と叔父さんとの間には4分の1と言う血のつながりしかなかった。
叔父さんは、とても優しかった。
今も、ずっと。