愛しの黒ライオン
獅子さんは、指に刺さっていた棘を取り終え救急箱を片付けると私の座っている後ろに座り
背中越しからきゅっと抱き締め、ふっとため息を吐いてから肩に顎を乗せた。
「あ、あの...突然どうしてそんな事言うの...」
いつも獅子さんは、まえぶれ無く心臓をドキドキさせる。
「ん...」
深く息を吸ってから吐くと獅子さんが耳元で呟くから耳元に息がフっとかかり脈拍が上がる。
「お前...何、虎にキスされて顔赤くしてたんだ...」
そ、それは突然されたから避けきれなくて。