愛しの黒ライオン
「ほら、ブサイクがもっとブサイクになるから...早く手に持ってる物を獅子さんに渡して散歩しなさい、それと...獅子さんとは何もないから」
嘘なの?
「ありがとうございます...」
沙耶さんは、顔に片手を当て片方の手で追い払うと私は、頭を下げ沙耶さんに背を向けた。
「牡丹、ありがとう」
へぇ、今、ありがとうって聞こえて来たよね?
獅子さんに向けていた体をクルンと回し沙耶さんの方を見つめると背を向け手を振っていた。