two hearts~年下の彼と私~












その夜祖母と祖父はたっくんのお母さんに電話をした。



そしたらたっくんが中学1年生で兄弟はいないことが分かった。



普通なら嘘をつかれたのだから怒るところだけど、私はなんで嘘をついたか分かってたから、びっくりはしたけど怒りや悲しみはなかった。



それくらい私はたっくんを愛してる。





だからたっくんを守りたいって思う。



たっくんには綺麗なままでいて欲しいって思うんだよ。



それが私の願い。



それ以上なんてワガママは言わないからそれくらい叶えてよ………



その代償ならなんだって払うから………



だから…………………



たっくんを幸せにして……






そう願ったんだよ………






その夜、私たちは1つになった……



すごく愛しくて1つになれたことが嬉しい。



きっともう二度と私たちが1つになることはないだろうから…



その夜、私は幸せに浸りながら眠りについた……










< 93 / 134 >

この作品をシェア

pagetop