two hearts~年下の彼と私~












たっくんのお母さんとの待ち合わせ場所に近付くにつれてたっくんは喋らなくなる。



たっくんの不安は顔を見れば分かる。



こんな顔にさせたのはあやだ……



だからあやが謝って許して貰おう…



あやはどんなに嫌われてもいいから、たっくんだけは許して貰おう…



それは私が取れる最大限の責任。



あやがしてしまったことの責任なのだから…





待ち合わせ場所の近くに着いて車を降りると、だんだんとたっくんの顔に辛そうな表情が出てくる。



その顔を見てるだけで心が痛い…



でもそんな顔にさせたのもあやなんだ……





だから少しでもたっくんの近くにいよう。



たっくんの不安が少しでもなくなるように……………









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