【完】狼ご主人様と子羊ちゃん
町外れにある田舎で、不便なことも沢山
あったけど、自然に囲まれてて、私は好
き。
もう一年ぶりだ……。
懐かしさが溢れてきて、じわりと涙が浮
かぶ。
そんな私を、斗真は笑った。
「泣くのは早いんじゃねーの?」
「え?」
「降りるぞ」
ぐい、と腕を引っ張られ、降り立った先
に見えたのは───……。
『お帰りーっ!』
笑顔の、同級生達だった。
「美里、全然会いに来ないんだもん!」
「すごい寂しかったんだよ?」
「柊、久しぶり!俺のこと覚えてる?な
んちってー」