【完】狼ご主人様と子羊ちゃん




「……あ゛!?」



辻宮が驚いたように、私を見下ろした。



そしてそのまま、ぐんぐん辻宮のキレイな顔が近づいて……っておい!?



「ちょ、ちょっと何すんのよ!?」



とぐいっと押し返そうとしたら、頬を両手で挟まれた。



じっと見つめられて、息が詰まりそうだった。



「なんで、ないてんだよ」



「ーーえ?」




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