【完】狼ご主人様と子羊ちゃん
そう答えて、逃げようと踵を返すと、後ろから抱き締められた。
「結構です……って。
お前に拒否権なんてねーけど?」
辻宮の意地悪そうな、でも甘い声が耳を刺激してくる。
私は堪らなく恥ずかしい思いに見舞われて、ぎゅっと身を強張らせた。
辻宮の手がスルリ、と伸びてきて、パーカーのチャックに手をかける。
「ちょ……、やだ…っ」
と身をよじってみたが、そんな抵抗も虚しく。
辻宮に用意された黒ビキニが露になってしまった。