【完】狼ご主人様と子羊ちゃん
だけど……
だけど……!!
嬉しくなーーーいっ!!
寧ろ危険しか感じないし。いちいち発言が変態だし。
「うっさい!」
私はそう怒鳴りながら、辻宮の手をふりはらった。
でも辻宮はクスクスと笑いながら「顔、赤いけど」なんて言ってきて。
……誰のせいだとおもってんのよ。
「おい、せっかく来たんだし、泳ぐぞ」
そう言って私を海に引っ張っていく辻宮を前に、私の身体は石のように固まった。