《続編》ボクは誰?
ふと雅史を見た。



雅史は、

遠い目をして、

川の流れを見ていた。


「さっきは悪かったな。」


穏やかな口調で、

雅史が話し出した。


「俺さ、勝手に都合よく思いこんでいたのかもしれないな。高橋が俺の部屋に来るって言った時から、勘違いをしていたのかもしれないな。」


「勘違い?何だそれ?」






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